MENSHO@護国寺の挽きたて小麦つけめん
MENSHO@護国寺の挽きたて小麦つけめん B。
今はなき「ちゃぶ屋」の後に入ったのが「庄の」グループってのもすごいけど。
あのミシュランに入った高級ラーメン屋路線を、店が変わっても、ちゃんとこちらでも引き継いでるのもすごいなと。
ほらもう、なんだこのオサレ空間。
「引き立て小麦の麺」ということで、だいぶ蕎麦っぽい色。
どうもあの石臼で挽いてるっぽいな。
一緒に出されたのは解説によると良い天然水と良い塩。
まずは、これだけで麺を楽しんで欲しいそうで。
早速、天然水とか。
塩につけて、食べてみたりしたけど、自分にはいらなかったかなと。
というか、そのまんまが一番、小麦の風味を楽しめたような気がした。
特に水とか風味が活きるどころか飛んだなとすら思ったというか。
まぁバカ舌なのかもしれないけど。
その風味っていうのは、まさに日本蕎麦っぽくて、2:8の蕎麦っぽい感じ。
ザラつきの食感は残りつつも、みずみずしさがあって、見事に同居している不思議な麺だ。本当にラーメンの麺なのだろうか?
これが本当に中華麺なのだとしたら、日本蕎麦と中華麺のハイブリッドに出くわしたのだろう。弊社は。
んで、濃厚つけ汁ですよと説明され(おいおい、確かに庄のは濃厚またおまつけ麺が得意技だけど、この蕎麦を濃厚な汁になんかつけちゃったら、風味トンじゃうだろ)とか事前にツッコミを入れていた自分が申し訳ない。
確かに濃厚なんだけど、蕎麦の風味が逆に活きてくるスープで。
醤油とか魚介とかの、またおまじゃなくて、味とかカエシ?の濃さは控えめにしてあることで、麺の良さを引き立たせたまま、スープと麺の一体感を味わえる。
なんだこれ。どうなってんのまじで。ちょっと感動した。
鴨肉に巻いて食べちゃうと尚更、感動が増した。
別注のウズラ味玉。醤油と西京漬けの模様。
確かに西京漬けの玉子って、独創的な発想もさることながら、味も良かった。
スープ割も、もちろん頼んだ。
なんか気のせいか、つけ汁のときより、ここぞとばかりに味が濃くなって、なんでやねん的な。
麺が、お上品な量だったので、こりゃ2杯めいけるなとか余裕ぶっていたら、まさかのスープ割りで重さを感じるという。
忘れたけど、カボスのアシストも良かった。
バラエティに飛んでいたので一口一口、いろいろな食べ方を試せるあたりが美味しいだけじゃなくて、食べる人間を飽きさせない魅力があるように感じた。
gotsuboの店主もいたけど、メンバーチェンジかな。
いやぁ美味しいだろとは思ってたけど、予想以上に良かった。
明日すぐもうひとつの看板たる塩も試したい。試さなければと。