ただ麺が食べたいだけなんだ

つけ麺を愛する男の各メニュー感想

濃厚ラーメン かなや@方南町のマル得 濃厚ラーメン

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濃厚ラーメン かなや@方南町のマル得 濃厚ラーメン C+。

 

惜しまれつつ閉店した都内の有名家系「桂家」の跡地の店。

tsukemen0.hatenadiary.jp

 

町田の名店、一番いちばんの店主・金原さん(か)。

古着屋店員のひと(な)。

もとラーメン高校生、現TRY審査員、山内直人さん(や)。

3人の共同の店ということで「かなや」って他ブログでみてきた。

ふだん審査員側がラーメン店やるってのも珍しいな。

つまりラオタの遺伝子が濃い店ということか。

 

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という事前情報をつかみつつ、スープ飲んでみたけど、、、。

「濃厚ラーメン」の名にふさわしく、確かに濃厚豚骨。

口当たりに、かすかに骨の溶けたようなサラッと残るほどなのに、すごいウマい。

 てっきりラオタ用にカスタマイズされたトガった味を想像していたが、思ったより普通……っていうか、飲みやすい豚骨スープだ!

「濃厚なのにドロドロしてるわけじゃなく、サラッと飲みやすい」っていう調整加減が絶妙。

 

広義でいうなら豚骨醤油のジャンルにあてはまるのだろうけど、臭みのないマイルド豚骨スープに、柔らかい醤油の味で合わせてる。

(この「柔らかい」というのは口当たりの表現で書いてます)

 

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細麺と太麺が選べるうち、今回は太麺。

太麺だけが大盛無料になるという制度なので、じゃあ太麺がオススメなんですか?って聞いてみたんだけど、店員さんいわく、そんなことはないし、実際に注文は半分半分で割れてるそう。

じゃあ、なんで太麺だけ大盛無料なのか謎なんだが、券売機は細麺で替玉できるそうなので、とりあえず太麺で。

不満なら替玉すればいいかなと思ったけど、この豚骨スープが非常に有能なので、太麺でも、細麺でも合わせやすそうだ。

味そのものは全然、違うけど、この食べやすさは同系統として「ウマいよ!ユウちゃんラーメン」に匹敵するぐらいのうまさだ。

あと、茹で加減はカタクもヤワメでもなかった。つまり絶妙。

 

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通常ラーメンが780円。特製が1000円ということで。

どうせ味玉100円たのむから差額120円なら特製にしちゃえと思ったが、思った以上にチャーシューが乗ってきた。

一見薄いけど、なかなか噛みごたえのあるチャーで、端には脂身もちゃんとある。

数えてないけど10枚ぐらい乗ってたような気がする。

正直に言うと多すぎるなって思うぐらい乗ってきた。サービス満点だなぁ。

 

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豚骨醤油のラーメンではあるのだけれど、博多豚骨スープの影響が強いかなと思う。

勝手にそう感じてたんだけど、この卓上調味料の充実さからも、それは伺いしれる。

ニンニクだけ使ってみたけど、細かく刻まれたニンニクで業務用ペーストじゃないあたり「分かってるな」って感じだ。

 

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なんとなくキムマヨ肉ご飯も注文。

 

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キムチとマヨとチャーシューなんて絶対うまいに決まってる組み合わせ。

強いていうと、チャーシューがガッシリしたやつなうえに、サービス満点に乗ってきたので、なかなか腹に貯まるし、食いづらい。

たぶんラーメンのチャーシューの流用だと思うんだが、スープに乗ってない分、冷えていることで肉のガッシリ感がました上に、厚みがある切り方をしてるせいだろう。

このメニューには、もうちょっと脂身あるジューシー豚にしてくれると嬉しいんだが(ワガママ)。

ごはんの量は120~130gぐらいでこの手のオマケライスとしては適量。

 

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味玉は良く味が染みててうまい。

 

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とにかく後を引くスープだったので、完飲は避けたが終わった後も、何回もすくって飲んだ。

 

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いやぁ桂家の跡地を狙うといい、評論家が関わってるといい、てっきりラオタ向けのトガった味なんだろうとタカをくくっていたが、思った以上に万人向けチューンされたナイス豚骨ラーメンだった。

歳のせいか濃い味のラーメンがきつくなってきた、天一のこってりもきつい、と嘆くようなひとでも、ここならまだ楽しめるんじゃなかろうか。