濃厚鶏そば 葵@蕨の特製濃厚つけ麺
濃厚鶏そば 葵@蕨の特製濃厚つけ麺 C+。
某所でオススメされていたつけ麺店だったので。
この前、永太目当てに蕨にきたとき(当分きそうにない場所だな)とか思ってたんだけど、案外あっさりきた。
「純系名古屋コーチン」。
「当店のスープは純系名古屋コーチンを使用。名古屋コーチンといっても、愛知県以外でも飼育されているのはご存知でしょうか。」
へぇ、そうだったんだ。旨味が違うそうな。
さっそく実食。
鶏白湯スープのつけ汁は、鶏系の臭みは一切なし。
TETSUぐらいのライト豚骨魚介くらいの、トロトロさで直接レンゲから飲むと醤油と魚介の味がダイレクトに行き渡るが、胚芽入りという自家製のモチモチ太麺を通すと、控えめになる。
おおざっぱに書くと、鶏白湯6、醤油2、魚介2ぐらいの割合。
露骨に書くと、あまり麺にからまないという表現もできるけど、口に入る頃に、こういう味わいになるよう計算して作ってるんだと思う。
店の内装や丼などの演出に引っ張られているのもあるかもしれないが、味自体は上品。
太麺のつけ麺となると、またおまのイメージが強いせいか、ついつい濃い味、インパクト重視になりがちだが、こういうアプローチは珍しいかも。
肉は豚と鶏のレアチャー。
特製にしたので、3×3と多い。
どちらも、しっとりしてて、特に鶏だけでもコンビニのサラダチキンより数段上。
最近こういうチャーシューづくりにANOVAを導入してるラーメン屋が増えてきたけど、ここもそうかもな。
どっちもレアだとキャラかぶりじゃんと思ったけど、こちらのは違いもはっきりしてる上に、スープとの相性も良くて全体的によかった。
揚げネギと柚子こしょうというところが、また俺好みの卓上調味料だ。
特に揚げネギは、魚粉と同じで、味が一気にそれに染まってしまうチートアイテムなので、気をつけながらかけた。
この味玉も名古屋コーチンだろうか。
特にタレは染みてなかったが、卵自体の味が濃く、品質が高いやつだと思わせるタイプ。
スープ割りはポット方式。
たくさん入れて、スープ薄めにして、揚げネギとゆずこしょうで味をととのえると長く楽しめた。
確かに鶏白湯系つけ麺としては、なかなか食べられない個性かつ完成度だった。
好きか嫌いかは個人差あるだろうけど、少なくとも有名になるのはわかる。