麺や ふくわらい@矢向の豚骨鰹らーめん
麺や ふくわらい@矢向の豚骨鰹らーめん C。
前から某所に記載されいていたので、気になってて訪問しようとしてたんだけど。
1回めはエアコン故障で(Twitterで事前チェックすればわかってたのにミスった)、2回めは閉店1時間前にスープ切れという不運に見舞われ、3回めにして店の中へ。
それにしても川崎駅は川崎なのに南武線にひとつ乗るだけで、もう横浜市になっちゃうんだな。
豚骨とカツオ、鶏とカツオの二本立てということのようだ。
とにかくカツオ推しの店だ。
おお、豚骨ラーメンというからには事前に博多豚骨ラーメンみたいなものをイメージしていったのだが全然ちがう。
ものすごく澄んだ豚骨。
おおよそ豚骨臭さや脂っぽさというものを全て排除している。
むちゃくちゃ丁寧に血抜きやら下処理をしてないと、ここまでにはならないだろう。
そのかわり、鼻筋を通る良質なカツオブシの風味。
カツオブシといっても砕いて粉にして溶かした、みたいな安易な仕事じゃないし、そういう要素はスープから見られない。
たぶん、ちゃんと濾してるんじゃないだろうか。
豚骨ラーメンって、ここまで上品な和にできるものなんだ…。
麺は菅野のやつ。ちょっとモッチリ太めな麺。
むちゃくちゃ雑な分け方をすると家系みたいな感じ。
これもこれで合うんだけど、この上品なスープからすると、もうちょい細麺(特に支那そば屋系統の麺みたいなの)のほうが相性良さそうだなぁって思ったり。
穂先メンマと水菜といい、矢向という、どってことない住宅街のなか歩いてたら、ここまでハイレベルな店があったなんて想像もできない。
あと面白いのは卓上調味料が充実してる点。
ショウガ、コショウ、ワサビ、辛味、ゆず酢。あと上には天かすも!
最初、ここに来たとき(豚骨ラーメンなのにニンニクないな)と思ったものだけれど、この上品和風な味作りだと、ニンニクみたいなジャンクなのは合わないんだろうな。
食べてみて店の判断に納得。
素のスープがあまりにも良いから邪魔したくないなと、とりあえず悩んだ挙げ句、ワサビ入れてみた。
これはかなり良いチョイスだった。カツオブシとワサビが手を取り合ってるのがわかる。
チャーシューはトロトロで箸で取ろうと思っただけで崩れてしまうレベル。
しかもちゃんと炙ってるっぽいな。どこまで手をかけてるんだ。
席が良かったのか、目の前に、ぶしごはんの宣伝文句が。
うー、替玉とかもないしな。でも、これ頼んだら確実に今日のカロリー的に食べ過ぎちゃうな…。
でも、この最高級の本鰹節「本枯節」ご注文毎に削ります、がどうしても気になる…。
頼んでしまった…。
体感160gのゴハンに削りたての鰹節とネギ、軽い醤油が回してある、というシンプルな構成。
あと真ん中の卵は、生卵ではなく、醤油漬けしてあるもの。
途中から天かす乗せて、ワッシワッシ食べた。
堪能した。
こういう豚骨ラーメンは初めて食べたな。
3回も挑戦してよかった。確実に見識が広がったと思う。
和え玉なんかもやってほしいとか希望的注文が、店から駅への帰り道で色々湧いてた。