ただ麺が食べたいだけなんだ

つけ麺を愛する男の各メニュー感想

こにし@鶴ヶ峰の特製つけそば(醤油)

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こにし@鶴ヶ峰の特製つけそば(醤油) C+。

 

正確な店名は「Yokohama Noodles Konishi -524-」らしいのだが、単に「こにし」だけだった食べログ準拠で。

塩と醤油で選べる、つけそば。迷ってたら「つけ麺だと醤油、ラーメンだと塩を選ぶお客様が多いです」と店主様がいうことなので、じゃあそれで。

こういう回答はありがたい。だいたい迷ってるから聞いてるのに「なんでもオススメですよ」みたいな中身スカスカのこといってくる人もいるしな。

 

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煮干推しなので、券売機の隣に各種煮干しの瓶があった。

 

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村上朝日製麺らしい、がっしりとした中太麺。

ガッシリというかカタメかな。

中太麺とは言ってるが、個人的には「太麺」のカテゴリーに充分入る。

よく見るとブツブツがあるので、全粒粉いりの模様。

 

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鶏・豚・ブランド煮干が三位一体の汁ということだが、確かに店主および公式サイトが書いてあるように近頃よくある煮干しとは一線を隠す味。

というより、とろみのある鶏主体の、つけ汁に、煮干しフレーバーが追加された…というニュアンスか。

これ魚粉が入ってたりすると「またおま系」という感じになってしまうんだが、代わりに煮干しが入ってくることで別のソリッドさ、というか、ビターな感じが加わってる。

ただビターといっても、ふんわりで、またおま系に通じるような甘さもあって、いい感じに調和している。

なるほど、面白い味だな。というか、新しい味でうまい。

 

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村上朝日製麺の中太麺が、かなりカタメに茹でられており、あまりスープにからんでこないが、これくらいでちょうどいいのかなという気もした。

なぜなら、スープそのまま飲んだときに気づいたのだが、スープの味が濃い。

醤油がソリッドに立ちすぎていて、ショッパー寄り。

ただまぁ、これは「つけ汁」なので、あの麺を、あの茹で加減で食べるとすれば、これがベストなんだろう。

 

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チャーシューは、個人的に好きではなかった。

見た目カタメのがっしり系に見えたが、そのまんま。

ただ噛めないわけではないので、そういう歯ごたえを強くしていく方向にしてるんだろう。

東池袋大勝軒とやりたいこと、アプローチは似てる。

だけど、醤油に漬け込んでるっぽいんだけど、この肉を噛みしめると塩分が濃い。というかショッパー。

つけ汁に漬け込んで食べることを想定するなら、これはないかな。

肉にはちょっと残念。

 

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肉の下にはメンマが敷き詰められていた。やわらかめ。

 

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つけ汁のなかにもコマチャー発見。

 

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味玉も茹で加減は個人的ベストに近い。

 

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店頭で煮干し推しだったが、実際は鶏・豚・煮干しのトリプルスープの店。

バランスも含めて、スープはわりと良い。

ただ麺が(個人的好みとしては)カタメ過ぎたかなっていうのと、醤油つけ汁がショッパー寄り、あとチャーシューもショッパーなのがどうにも気になった。

塩分塩分って、おじぃちゃんかおれはって気がするけど、スープがいいだけに「なぜ」みたいなのがあって仕方がない。

 

でも、それを抜きにしても、そもそもの味はすごくすごく良い。

だいいち、その弱点がわかったからには、今度から「麺柔め」「味薄め」みたいな注文をすればちょうどいい塩梅になる気がするし。

 

とにかく、これは凝って研究したんだということがよく分かる。

鶴ヶ峰の商店街にあるけど、都内有名店とも充分戦える味。

いやぁ塩ラーメンも俄然気になってきたな。

ってことで明日もここです。