裏サブロン@日暮里のつけ麺
裏サブロン@日暮里のつけ麺 C。
日暮里のケーキ屋の御主人が店の裏で密かにやってる大勝軒ゆずりの味のつけ麺屋。
なんでも故・山岸さんから教えてもらった味に洋菓子技術を取り入れて独自のテイストにしたそう。
見た目は確かに大勝軒っぽいつけ汁なのだが、大勝軒のような甘辛酸味醤油一体の感じに多少のアレンジを加えたのは確かで、若干ネットリした甘みがある。
極端な話、砂糖の代わりに、ハチミツでも使ったのかなと思うほど。
だから甘みが結構つよい。
あと肉がトロトロで、かなり旨かった。
自家製麺も、大勝軒系と比べると、デュルデュルに柔らかい。あと短め。
もともと大勝軒もヤワメなのだが、もう一段上をいったと感じられる。
ただ逆に言うと、甘めのつけ汁と、このヤワイ麺がどうにもこうにも食べやすい。
相性がいいんだと思う。なるほど人気の秘密はこれか。
ただ全体、甘さで押し切る構成なので、320gの麺量は後半、若干あきてきた。。。
肉がうまいので具材で助けられたりして、なるほど全体よくできてる。
洋菓子店がやってるので、おまけのデザート(200円)でついてくる。
この日は「キイチゴとホワイトチョコのブラウニー」だった。
ここだけ異質だった。
高校時代は大勝軒をほぼ毎日食べていたという熱い想いが記されてある。
表は完全に洋菓子店なのに、裏でひそかにつけ麺屋。
客席は4席しかなく、狭い。しかも表が忙しいと、こっちはゆっくりになるという、なかなかハードルは高いが、店主さんの人柄もあり、良い気持ちで食べられた。
のどかな日暮里の裏技を見つけた気分だが、それが故に「いつまでやってくれるんだろうな…」と不安にもさせられる。